世界最大の治験情報サイト「ClinicalTrials.gov」から日本でおこなわれているがんの治験(臨床試験)をリンクしました。

がん検診 尿1滴・血液1滴の時代

尿1滴のがん検診

ベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」広津崇亮氏(代表取締役)は、体長約1ミリの線虫に人の尿のにおいを嗅がせ、がんを検知する検査法を2020年から実用化すると発表しました。

「N-NOSE」(エヌノーズ)とは

生物学者として線虫の嗅覚研究をしてきた広津崇亮氏が、ある条件下において、線虫が人の尿中からがんの匂いを検知してがんに罹患している人とそうでない人を高精度に嗅ぎ分けることを発見しました。
これを ”線虫の鼻”(Nematode NOSE)を意味する「N-NOSE」と名付けました。

一滴の尿でがんを検地する画期的ながん検診「N-NOSE」(エヌノーズ)が2020年から実用化されます。
線虫による検査「N-NOSE」(エヌノーズ)が、がん検診に革命を起こすのでは!と思っています。

「N-NOSE」(エヌノーズ)とは、体長1ミリの線虫という嗅覚に優れた虫が、がんの匂いに引き寄せられることを利用した検査です。がん患者の尿に集まり、健康な方の尿からは逃げるという性質を利用し、線虫の尿に対する反応を調べることで、現時点でのがんのリスクを判定します。
判定の感度は約86.8%(2019年9月現在)です。

「N-NOSE (エヌノーズ)の利点

簡便   ⇒検査に必要なのは尿1滴

高精度  ⇒線虫が見分ける感度は86.8%(2019年9月現在)

安価   ⇒全身※のがんを1度で調べられて9,800円(税抜/参考価格)

早期発見 ⇒ステージ0~1の早期がんにも反応する(臨床研究で確認済)

苦痛がない⇒身体的負担がなく定期的に受けやすい

全身網羅的⇒一度の検査で全身※のがんリスクを調べることができる

線虫が反応することが分かっているがん-15種

口腔・咽頭がん
胃がん
大腸がん
肺がん
乳がん
子宮がん
膵臓がん
肝臓がん
前立腺がん
食道がん
卵巣がん
胆管がん
胆のうがん
膀胱がん
腎臓がん

線虫はなぜ がん を見つけるのか?

がん患者の方には、健康な方にはない特有の匂いがあるということが様々な研究結果から示唆されています。
線虫は、犬の約1.5倍の嗅覚受容体様遺伝子を持っていて、より多くの匂いの識別が可能であると考えられております。
最新の臨床研究において、がん患者の尿と健常者の尿を高精度に見分けるということが明らかになりました。

線虫を用いるということは
・線虫が機械には真似できないほどの優れた嗅覚センサーを持っている
・飼育コストが非常に安価である
というメリットがあります。

「N-NOSE」(エヌノーズ)今後の展開

尿1滴、という手軽さで、ステージ0や1の早期がんまで見つけることができるという利点に加えて、廣津崇亮氏は「がんの有無を、とにかくまず見分けられること」を強調してます。

「この診断で、がんがあると診断された人だけが、さらに詳細な検査を受ければよいことになります。診察する医師も、今後は『がんが有る』と診断された人に絞ってどこの部位にがんがあるかを探すわけですから意識も高くなり、見つけやすくなると思います」とのことです。

参考価格9,800円(税別)で、全国に検査施設を置いて展開していくようです。
個人的には注射の必要がなく尿1滴の提出検査で済むなら、小児検診や小学校・中学校の検診に導入されていくのが理想的だと思います。
いまや子供の死亡原因の1位はがんです。がんは大人だけの病気ではないのです。

がんは早期にみつけ、早期治療をすることが重要です。
これを期に、がん診断を受けてみてはいかがでしょうか。

 

血液1滴のがん検診

今は2人に1人ががんになる時代。
がんの早期発見の新技術が次々発表されているのをご存じでしょうか?

東芝 血液1滴がん検診

東芝は、血液1滴から13種類のがんを発見できる検査技術を開発したと発表しました。

たった1滴の血液に含まれるマイクロRNAを計測して、がんを簡単に早期診断できる画期的な次世代診断システムの開発を目指した産官学のプロジェクトの会見とキックオフ会議が2019年8月18日、国立がん研究センター(東京・築地)で開かれました。

1滴の血液に含まれるマイクロRNAを測定して、13種類のがんを同時診断する検査システムの開発が進んでいます。

血液1滴で13種のがんが検出できる

検出できる13種のがんは日本人に多い、(胃がん、大腸がん、食道がん、膵臓がん、肝がん、胆道がん、肺がん、乳がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、神経膠腫、肉腫)です。
今は13種類のがんのいずれかに罹患(りかん)していることが分かるだけですが、将来的には個別のがんの識別が目標となっています。

どのような方法で検出するのか

この検出の仕組みの鍵を握るのは、がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出します。
血液中にどのマイクロRNAが増えているかを調べれば、がんの有無やがんができた臓器を早期の段階から予測できます。
血液中を流れる数ナノメートル(ナノは10億分の1)の「マイクロRNA」という物質の量から、がんにかかっているかを見分けます。

今後の展開

2020年から実証実験を開始し、数年以内の実用化を目指してます。

研究段階では、2時間以内に99%の精度で識別できたほか、ステージ0と呼ばれる超早期のがんも見つけられたという報告があります。

2020年に始める実証試験では、新たにがんと診断された患者などを対象により大規模に判定精度を検証し、この結果を受け人間ドックの血液検査などで自費で受ける検査として実用化することを目指してます。
将来は国の承認を取得し、公的保険が適用されることを目指す。13種類のうちどのがんにかかっているかを特定する技術の開発も進めていく予定のようです。

数年以内に実用化予定とのことですね!
がんは、早期に発見できれば約9割は治ると言われており、このことからも早期検診・早期発見の大切さがよくわかります。

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