世界最大の治験情報サイト「ClinicalTrials.gov」から日本でおこなわれているがんの治験(臨床試験)をリンクしました。

骨髄バンクとさい帯血バンクとは?特徴を解説

骨髄バンクとさい帯血バンクとは?特徴を解説

骨髄バンクやさい帯血バンクのパンフレットを市役所や病院などで見かけたけど提供時に痛みやリスクが心配という方や骨髄バンクやさい帯血バンクの詳細をもっと知りたいという方のためにこの記事ではそれぞれの項目に分けて解説しています。

骨髄バンクとは?

骨髄バンクとは白血病などの血液疾患のために骨髄移植を望んでいる患者さんとそれらを提供するドナーをつなぐ公共団体です。白血病や再生不良性貧血などは骨髄移植や末梢血幹細胞移植を行うことで治療することができるようになっているため、ドナーを募集しています。

またドナーが見つかる確率は兄弟や姉妹など血縁関係がある場合4分の1程度、血の繋がっていない他人の場合数百~数万分の1とかなり低いため一人でも多くのドナーの登録が求められています。

HLA型の一致について

ドナーが見つかる確率に関して記載しましたが骨髄を提供するにはHLA型(白血球の型)が一致する必要があります。この組み合わせに関しては何万通りとあり、兄弟や姉妹は4分の1程度ですが、親子になるとまれにしか一致しなくなります。

骨髄ドナーのリスクや痛みは?

骨髄ドナーになる場合、さい帯血ドナーとは違い、100%安全と言い切れないため提供時のリスクや痛みについては必ず一読するようにしましょう。また登録時には条件等もあるのであわせて確認するようにしましょう。

骨髄ドナーのリスク

骨髄提供を行う前に絶対に知っておきたい内容としてドナーのリスクがあります。骨髄ドナーのリスクをしっかりと理解したうえで提供を考えましょう。

まず日本の骨髄ドナーの死亡例はありませんが、骨髄の提供中・提供後急性C型肝炎、後腹膜といったいくつかの健康被害が発生した事例があります。ただしこれらの健康被害はその後の治療により回復しており、通常の生活を送れるようになっています。

万が一健康被害が起きた場合、補償制度があり治療にも保険が適用されます。また現在これまでに入院や通院の保険が使用されたのはわずか0.8%程度になります。

骨髄ドナーの痛み

次に骨髄ドナーの痛みですが、個人差はありますがおおよそ1週間程度でおさまることが多いようです。まれに一か月ほど痛みが継続した例もあり、痛みの他に微熱や吐き気やだるさなど倦怠感を感じることもあります。

通常数日程度で収まることが多いため、一般的な3泊4日の採取になることが多いですが、痛みや不快感が続いた場合は入院期間がのびる可能性があります。

骨髄ドナーの登録条件

骨髄ドナーの登録に関しては以下の条件にあてはまっている場合のみ登録することができます。

  • 骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分理解している方
  • 年齢が18歳以上,54歳以下で健康な方
  • 体重が男性45㎏,女性40㎏以上の健康な方

登録できる場所としてはそれぞれの市や区などのページに記載されていますが献血ルームで登録できることが多いです。登録時には医師の問診後約2mlの採血を行い白血球の型(HLA型)を確認し登録完了となります。

さい帯血バンクとは?

さい帯血(臍帯血)とは,お母さんと赤ちゃんを結ぶさい帯(へその緒)と胎盤の中に残った血液のことです。さい帯血提供者から採取したさい帯血をさい帯血バンクで必要な成分を濃縮しー196℃にて冷凍保存し,白血球の型(HLA型)が一致する患者さんがいれば,移植を行います。

さい帯血ドナーのリスクや痛みについて

骨髄バンクは入院し採取を行いますが、さい帯血は出産後に切り離されたさい帯血や胎盤に残っている血液から採取するため痛みやリスクなどは基本的にありません。ただし、民間のさい帯血バンクでは提供を行っている団体やクリニックの医師から逮捕者が出ている事件も発生しているため、必ず提供を行うさい帯血バンクは確認しましょう。

さい帯血ドナーのリスク

さい帯血をドナーとして提供する場合、事前に産科病院にて医師や看護師から説明と同意書のサイン後、出産時にさい帯血が切り離された後にさい帯血と胎盤に残っている血液を10mlほど採取します。

そのためさい帯血のドナーにはリスクは無いと言えるでしょう。ただし2018年以降、民間のさい帯血バンクでは厚生労働省に無届でさい帯血の販売を行っていたり他人に投与を行ったとして医師やさい帯血バンクの関係者から逮捕者が出ている事件も発生しているため提供するさい帯血バンクは必ず臍帯血供給事業者(公的なさい帯血バンク)に提供するようにしましょう。

さい帯血ドナーの痛み

さい帯血の提供時の痛みに関してもすでに切り離されたさい帯血や胎盤に残っている血液から採取するたお母さん、赤ちゃんともにありません。また出産の経過に関しても影響は出ることはありません。

さい帯血ドナーより採取後半年後(6か月後)にアンケートを記入し返送します。返送後基準を満たしたさい帯血は移植用に登録され、移植が必要な患者さんのもとへと届けられます。

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