世界最大の治験情報サイト「ClinicalTrials.gov」から日本でおこなわれているがんの治験(臨床試験)をリンクしました。

世界最大の治験(臨床試験)登録サイト「ClinicalTrials.gov」とは

アメリカ「ClinicalTrials.gov」治験(臨床試験)登録サイトについて

このホームページでもお世話になっている、世界最大の治験(臨床試験)登録サイト「ClinicalTrials.gov」のデータベースについてです。

治験(臨床試験)の情報を得るのに、最も有効なサイトです。
米国国立医学図書館が提供するリソース「ClinicalTrials.gov」は、アメリカ50州、209か国の315,240件の臨床研究を掲載中です。(2019/09/01現在)

 

治験(臨床試験)の登録義務まで@アメリカ

アメリカでは1997年11月に、生命を脅かす重篤な疾患の臨床試験の情報は登録・公開が義務という、FDA近代化法(FDAMA) が施行されました。
さらに2005年より、すべての臨床試験の登録・公開を義務付ける法案が国会で審議されています。
このFDA近代化法(FDAMA)に対応するため,アメリカの国立衛生研究所の国立医学図書館(National Library of Medicine)の管理によって2000年に作られた世界最大の臨床試験登録サイトが「ClinicalTrials.gov」です。

 

臨床試験の公開について(日本と世界)

臨床試験の結果の公開には2つの方法があります。

一つ目は、学術雑誌での論文を発表することです。

二つ目は治験(臨床試験)のデータベース「ClinicalTrials.gov」に登録し、その結果を報告することです。

これにより、世界は医薬品の臨床試験の登録・公開を義務化する方向へ向かっています。
日本でも、2004年9月 国際雑誌編集者国際委員会(ICMJE)が
「ICMJEに参画している雑誌には、事前登録なしに論文の採択をしない」
つまり、論文が採択されるためには、臨床試験(治験)の事前登録が必須となり、これにより、ほぼ事前登録され、Web上に公開されています。
(臨床試験を開始する前にあらかじめ試験計画を非営利組織で運営される登録機関に登録する)

 

日本とアメリカの治験(臨床試験)登録サイトの違い

日本とアメリカの治験(臨床試験)登録サイトの大きな違いは、アメリカは患者さん向けに一つのサイト「ClinicalTrials.gov」にまとめられていますが、日本は研究者や研究機関の登録用のための下記3サイトがあります。

・ UMIN臨床試験登録システム

・ 財団法人日本医薬情報センター臨床試験情報システム

・ 社団法人日本医師会治験推進センター臨床試験登録システム

 

研究発表の場であるため古くて活用ができない情報、専門用語が並びたてられていて難解な情報ばかりです。一般市民にとっては、情報の取捨選別の困難さや理解するにはハードルが高いサイトばかりです。
日本で最新の治験(臨床試験)の情報を得たいと思ったら、日本のサイトで探すよりアメリカの「ClinicalTrials.gov」をweb翻訳してみたら?!と思ったのがこのサイト作成の始まりです。

今の翻訳機能は素晴らしいです。そして治験(臨床試験)の詳細説明をするような専門用語は、そんなに違和感のある用語には変換されません。
新薬の開発情報は患者さんに希望の光です。
この恩恵に与りたいと思うのが普通だと思います。
「必要な時に、必要な人に、必要な情報が届きますように」

 

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