世界最大の治験情報サイト「ClinicalTrials.gov」から日本でおこなわれているがんの治験(臨床試験)をリンクしました。

小児がんと闘病中の子供に贈れるウィッグとは?寄付の方法も解説

小児がんと闘病中の子供に贈れるウィッグとは?寄付の方法も解説

小児がんや事故等で髪の毛を失ってしまった子供たちにウィッグを贈れることはご存知でしょうか?この記事では子供たちに髪の毛を寄付するヘアドネーション(髪の毛の寄付)について解説します。

ヘアドネーションとは?

ヘアドネーションとは髪の毛を寄付することで小児がんや事故などで髪の毛を失ってしまった子供たちにウィッグを寄付できる活動のことです。ヘアドネーションは規定の長さ(31cm)であれば性別関わらずどなたでも寄付することができます。

寄付できる団体はいくつかありますが今回は特に活動を活発に行なっている2団体をご紹介致します。応募する場合、それぞれに到着の時間と賛同サロンがありますのでご自身にあったヘアードネーションを選択しましょう。

寄付できる団体

Japan Hair Donation & Charity

Japan Hair Donation & Charityは髪の毛を寄付できる団体として日本で初めて2009年に設立されたNPO法人です。2021年6月現在ウィッグ提供総数は487個、賛同サロンは4760店舗となっています。

Japan Hair Donation & Charity

ヘアードネーションプロジェクト

ヘアードネーションプロジェクトはNPO法人HEROが運営を行なっているサイトで2011年ごろよりオリジナルヒーロー「破牙神ライザー龍」による「交通安全教室」「防犯教室」「防災教室」「リズム体操教室」などのボランティアから活動を開始し、2016年よりこちらのヘアドネーションプロジェクトを開始しています。

ヘアードネーションプロジェクト

 

髪の毛を寄付する方法

髪の毛を寄付する方法ですが基本的には郵送で送付になります。送付前にいくつか注意点があるので解説します。

  • 寄付する髪の長さは31cm以上
  • カット前には水で濡らさず乾いたまま送付
  • 切り口はゴムで縛り固定
  • 複数人物の髪の毛を混ぜるのは禁止

以上4つの注意点を掘り下げていきます。

寄付する髪の長さは31cm以上

医療用のウィッグは日本規格(JIS)で31cmと定められているため、ヘアドネーションでは基本的に31cm以上で募集しています。ちなみに30cm以下の毛髪についてはシャンプーやトリートメント剤、カラー剤などの薬剤の開発の寄付に使われることが多いそうです。

カット前には水で濡らさず乾いたまま送付

髪の毛を濡らしたまま送付すると

  • 移動中にダメージが増える
  • 濡れている部分からカビなど雑菌が増える

といったデメリットがあるためカットをする際は必ずシャンプー前に行い、ウェットカットではなく、ドライカットで切ってもらうようにしましょう。

切り口はゴムで結び固定

カットをする際に髪の毛をゴムで結び、結び目の1cmほど上をカットするようにします。なお紐など伸縮性がないもので結ぶと移動中に途中でほどけてしまったり抜けてしまうので輪ゴムがおすすめです。

複数人物の髪の毛を混ぜるのは禁止

へアードネーションを友人と行う際などは髪の毛は複数人でまとめるのではなく、それぞれ個人でまとめるようにしましょう。カラーやパーマなど縮毛などをかけていても髪の毛を引っ張ってちぎれてしまうことがなければ寄付することができます。

また以前に切った古い髪の毛や白髪でも寄付は可能です。

髪の毛が寄付されてからウィッグが出来上がるまでの流れ

ここからは寄付した毛髪がどのようにウィッグになるのかを簡単にご紹介します。流れとしては下記になります。

  1. 申込者の頭の型取りを行う
  2. 型取りを使いウィッグを作成する
  3. 申込者に合わせてウィッグをカットする

申込者の頭の型取りを行う

ウィッグの申し込み後、採寸を行う日取りに頭の採寸を図りヘアースタイル、髪の毛の密度の相談を行います。

参考動画としてJapan Hair Donation & CharityがYoutubeに動画をあげているのでご興味のある方は試聴してみてください。

 

型取りを使いウィッグを作成する

型取や髪の毛の密度などまとめたものを工場に送りウィッグを作成します。またこの作成を行う段階でウィッグをカットするための賛同サロンの選定と申込者の日程調整を’行います。

申込者に合わせてウィッグをカットする

最終行程として’申込者のスケジュールと賛同サロンのスケジュール調整を行いウィッグのカットを行います。ウィッグが出来上がった段階で希望のスタイルは反映されていますがよりウィッグ感をなくし違和感を少なくするためスタイリストが最終調整を行います。

ヘアードネーションを申し込む際の注意点

最後にヘアードネーションを申し込む際の注意点として2点あるのでご紹介します。

ウィッグの申し込みは18歳以下が対象

ヘアードネーションの申し込みに関しては開催している団体によりますが基本的に18歳以下が対象に定められていることがほとんどです。

ウィッグの受け取りまで最低数ヶ月かかる

ウィッグの受け取りはオーダーメイドのため最低数ヶ月かかります。申し込み順で作成されることが多く、名がいい時では1年ほどかかることもあります。

 

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