薬ができるまで
薬の誕生
国民の2人に1人が一生涯で何らかのがんに罹患するといわれてます。
がんによる死亡者数は、残念ながら年々増加しています。
がんの治療薬として、日本はもちろん世界各国で新しいくすりが開発されています。
基礎研究
お薬のもとって?!
自然界(植物・鉱物・動物など)の中や、新薬候補になるかもしれない化合物を集めた「化合物ライブラリー」から候補となるものを選別する。
ここまでが基礎研究です。
近年はゲノム情報のデータを活用し、ゲノム創薬も開発のひとつです。
ここまでの期間は平均、約2~3年です。
非臨床試験
動物実験により、安全かどうか、効き目はあるのかを調べます。
動物実験で効果と安全性が確認されたものだけが「新しいくすりの候補」となり、人による臨床試験に入ります。
この実験期間が平均、約3~5年です。
新薬開発までの流れ
一つの薬が世に出るまで長い研究開発期間、約9~17年の年月がかかります。
治験の結果をもとに国(厚生労働省)の承認が得られると、新薬を必要とする多くの患者さんに使用できるようになります。
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